地域おこし協力隊員イワセとその仲間たちが「遠州の小京都」静岡県森町の魅力的なヒト・モノ・スポットを発信していきます

国内有数の群生地「半夏生の里 鍛冶島」①

森町天方「鍛冶島地区」

体験施設「アクティ森」より太田川ダム方面に数キロ行った先、
「鍛冶島地区」は森と清流、田畑に囲まれた、静かな里山の50数戸の集落です。

かつては良質な砂鉄が採れたため、鍛冶師が移り住んだとされ、
江戸時代には鉄の鋳造を行う「鋳物師(いもじ)」の集団が活躍しました。

現在でも「鍛冶島」という名にその歴史を伝えています。

 

 

 

半夏生(ハンゲショウ)

半夏生(ハンゲショウ)はドクダミ科の多年性植物。
暦では夏至から数えて11日目を「半夏生」と呼んでいます。

半夏生は6月下旬から7月下旬にかけて花をつけますが、
それに伴ってそれまで緑色をしていた葉の一部も白く変化します。
葉の半分が白くなる事から「半化粧」という名が付き、それが「半夏生」に変わったとされています。

半夏生は農家さんには大事な節目の日で、この日までに「畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」目安となっていたようです。

鍛冶島地区では梅雨を迎える頃に湿地帯にゲンジボタルが舞い、その後にヘイケボタルが現れます。

ホタルの季節が終わるころ、半夏生が開花を始め、7月には全国でも有数の半夏生の群生を見ることができます。

 

 

 

有志で結成された「てんぽうの里」

そんな自然環境に恵まれた鍛冶島地区にも、少子高齢化や耕作放棄地の増加などの課題があります。

有志で結成された「てんぽうの里」は、以前より一部の人が注目し、群生地として知られていた「半夏生」を整備し、地域の活性化に役立てていこうと活動を始めました。

地主さんの許可を得て、半夏生群生地の周囲に繁茂した木の伐採や、草刈りの作業を始めました。群生地までは車が入っていける場所ではないため、重い道具を運ぶにも大変な思いをされました。

そうして活動を続ける中で、徐々に賛同してくれるメンバーが増えてきました。活動は町内会や森町役場の支援も受け、静岡県が主催する「美しい茶園でつながるプロジェクト」にも選ばれました。

 

 

「美しい茶園でつながるプロジェクト」

「美しい茶園でつながるプロジェクト」は茶園景観を中心とした中山間地域の魅力を発信し、茶業の活性化と地域振興を図る静岡県のプロジェクト。

平成28年度、てんぽうの里では半夏生群生地への桟橋の設置や、案内看板の整備、ガイドマップの制作などを行いました。

完成した桟橋からは半夏生の群生を間近で見ることができ、半夏生の見学に来ていただいた皆さんにも評判です。

ガイドマップには気軽に歩けるコースから、サイクリングコースまで、3つの散策コースが記されています。
森町役場のホームページからもダウンロードできますので、是非ご覧になり、鍛冶島地区に足を運んでいただきたいです。

 

次回に続きます!

次回は実際に鍛冶島地区を歩いたレポートになります。
鍛冶島地区には半夏生はもちろん、他にも魅力的な場所が沢山あります。

続きは「半夏生の里 鍛冶島」②をご覧下さい。

問合せ先

森町ツーリズム研究会
美しい茶園でつながるプロジェクト推進部会事務局
(森町役場産業課内)
℡0538-85-6315

関連リンク

静岡県「美しい茶園でつながるプロジェクト  森町天方・三倉地区」 こちら
森町役場「半夏生への小径ガイドマップ」 こちら

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