CULTURE

4月。森町の田植えが始まった。

地域おこし協力隊の神崎です。

こちらのブログではだいぶご無沙汰しております。色々とご報告したいことや、伝えたいことなどもありますが、最近について、内省的に書いてみました。

散歩。それは見慣れた風景を見慣れていない風景として見ること。あるいは季節の移り変わりにおけるひとつの中間点として現在を切り取ること。

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家の前の田んぼ。水が張った。夜になるとカエルが泣く。
引っ越してきた時、道が狭くて、運転もヘタクソで、田んぼに車を落とした。困っていたら屈強なおじさんが6人来て、助けてくれた。名前も名乗らずに帰っていった。

森町は、稲作が盛んな地域で、田んぼが多い。気温のぬるみの時間差が、水の温度にもあらわれる。
水の温度がぬるくなってきた場所から、森町内でも田植えが行われている。。自宅の前の田んぼは4/11頃に水が入った。すぐに田植えがされた。

水が入った田んぼは、すぐカエルの居場所になる。

カエルの生態もわからないまま生きてきた人生だったので、どこかから、まるで渡り鳥みたいにいっせいに飛んできたんじゃないか、と思うくらい突然にあらわれて鳴き出した。

昼間に田んぼを見ると、首をシュッと伸ばしている凛々しい白サギがたたずんでいて、たぶんカエルを食べている。

カメラをかまえようとすると逃げてしまうので写真におさめることができない。

野生の動物が人間と同じ立場で歩いているのを見たことがなかったので、ポケモンみたいだなあとか思って白サギを眺める。

森町に来てからは、たまにタヌキが道路をピャッ!と行ったり、鹿のこどもが道の真ん中にいたりする。ポケモンみたいでかわいい。

引っ越してきたとき、家の前の道がせまかったのと、運転技術がゼロに近かったことがあって、田んぼに脱輪した。あとで考えてみると、道の幅よりかは運転技術のほうに責任があった。

ただ、レッカーも入らないようなせまい場所だったのでもうどうしようかわからず途方にくれていたら、口ひげを生やした屈強なおじさんたちがやってきて、腕力でどうにかしてくれた。

もう、引っ越してきてから1年半が過ぎた。運転技術もあがって、バックで駐車しても一発で止められるようになった。

4/14。

世間はコロナウイルスのことで大変な騒ぎになっている。

僕は茶をとおして人が集まる場を作ったり、人に喜びを提供することをしてきたのだけれど、三密になるので、それもできなくなった。

それでも、森町は美しい。

自然の景色を眺めていて、退屈しない町だと思う。

生きてさえいければ。

こんな時だからこそ、地方の、こうして余分に人の集まらない美しい町をもっと知ってもらえていたら、と思った。